【マザミにやっと春が来た!】マザミFES VOL.1 現地レポート
ドタバタな日々から帰還しました、kmcmです。
最後の更新からずいぶん経ってしまいました(泣)
順番が前後してしまいますが、今回はこちら!
以前、このブログで紹介したシンガーソングライターの小林太郎さん(以下太郎さん)が立ち上げたレーベル:MOTHERMILK RECORDのイベントです。
(太郎さんの記事はこちらから)
本来は、昨年9月にVol.1を開催する予定でしたが昨今の状況に考慮して開催を断念。
その代わりにオンラインにてVol.0を開催し、その時をファンとともに待つことになりました。
そして、今回待ちに待ったVol.1に選ばれし100人が東京・渋谷(SHIBUYA TAKE OFF7)に集結!
太郎さんももちろん、Academic BANANA (以下アカバナ)のファンは結構多いし1日限りのイベントに行けるのか直前まで不安でしたが…無事に行くことができてホッとしました(;^_^A
ということで、以下感想です。
音楽ジャンルによって違うハコの雰囲気
今回の会場は初めて足を運びましたが、隣のShibuya CLUB QUATTROには何度か行ったことがあるので久しぶりの渋谷でのライブにウキウキしていました。
流石に隣の会場のように”変な場所に柱がある”ということはなかったので一安心でしたが、ステージとの距離が結構近かったので「最後まで正気を保って観れるのか…?」と心配になりました(笑)
また、今回のイベントにはペンライトなどの応援グッズの持ち込み可能ということでした。
きっと『ブラックスター -Theather Starless-』(太郎さんとアカバナの齋藤さん(知輝/Vo. & G.)がボーカル参加しているスマホ向けリズムゲーム、以下『ブラスタ』)からはいった人でも楽しめるようにということでしょうか。
ファンへの神対応に脱帽ですね。
そのため、ペンライトの他にお手製の応援うちわを持参するファンがチラホラいて
今まで私がみてきたロックなイベントの中では一番面白い現象でした(笑)
もちろん、ゲームから入った影響があるのか約8~9割が女性でしたね。
その時フォロワーさんと観に行ったのですが、転換時間に近くにいた全く面識がないファンが話しかけてくれたのでライブ本編以外でも楽しめる時間がありました。
Academic BANANA
【SET LIST】
- 抱擁
- Tokyo Dada City
- Sexy Staion
- 残り香
- 真夜中の月
- 5G~在るが儘我が儘に~
- 東京
連休前日の夜を彩るトップバッターは、太郎さんのレーベルメイトでもあるアカバナ。
“ネオ歌謡曲バンド”として聴く人を虜にする魅惑のバンドです。
初めてのアカバナだったので、有料配信ライブで披露された楽曲以外に把握できる楽曲を聴きましたが、2000年前半に流行したJ-POPを思い起こすような懐かしさを兼ね備えたキャッチーなサウンドで思わず口ずさんでしまう音色が印象的でした。
今回のセトリはVol.0では披露されていない楽曲が目白押し。
「抱擁」「真夜中の月」をはじめ大人の色気が隠しきれない雰囲気の楽曲ももちろん、「5G~在るが儘我が儘に~」の金曜日の仕事帰りで”華金”を満喫するような遊び心満載の楽曲を久しぶりの有人イベントで緊張しているとは思えない見事なグルーヴィでした。
サポートメンバー(川口ケイ(Pf.)、藤代祐太郎(シロ/G.))を含めそれぞれのパートが主役というほど聴きごたえがあり、正直持ち時間45分には惜しい濃厚な時間でした。
全身ボルドーレッドの勝負衣装を身にまとった斉藤さんの唯一無二の儚くも色っぽい歌唱力とMC時の広島弁が効いたお茶目な人柄はギャップがありすぎて癖になりそうですが、最後の1曲でガラッと空気が変わりました。
「ちょっと色々あるんですよ、アカバナにもね」と普段明るく振る舞う齋藤さんが珍しくしんみりと語って紹介したのは、アカバナのオリジナルメンバーである“ふーみん”のこと大浦史記(Pf.)。
Vol.0あたりから諸事情によりバンドから離れていたらしく、約半年ぶりにファンの前に姿を現しました。
人がかかわる以上避けられないバンド活動の難しさという現実的な話を交えながら、音楽活動のために上京するも東京の荒波に飲まれそうなときに地元にいる家族や周りの人からの多大な愛を思い出す心境を歌った「東京」は、“ふーみん"のピアノと齋藤さんの歌声の美しくも儚いメロディーから始まり、ライブならではのドラマチックなアレンジで目頭が熱くなりました。
残念ながら、今後のライブイベントにオリジナルメンバー4人でのパフォーマンスはないとのことでしたが、いつかまた全員揃ったアカバナをみれたらいいなと待ち遠しくなりました。
小林太郎
【SETLIST】
- ドラグスタ
- 飽和
- 骨伝導
- Burst
- SeaSwallowTale
- 伝波
- 踏み出す一歩目
アカバナのラストで不意打ちを食らい、何とも言えない気持ちに浸ったら
暗転して怒号といわんばかりの歪みが効いた重低音が響き渡ります。
まるで、悲しい顔をみた太郎さんが「おい!メソメソしないでシャキッとしろよ!!」と励ますどころか顔面パンチをしてきたといわんばかりの「ドラグスタ」「飽和」で目が覚めました(笑)
個人的に大好きな初期曲なので、久しぶりにヘドバンをかましたら首がもげそうになりましたwwwww
途中MCをすると齋藤さん同様にゆる~い感じになるのがツボでしたが、ようやく今年1月にリリースされた新譜『合法』をファンの前で披露してくれました。
“聴くエナジードリンク"ともいえるエネルギッシュな「骨伝導」「Burst」、夜の静けさや穏やかさを映した情景が脳裏に浮かぶ「SeaSwallowTale」「伝波」、そして聴く人全ての背中を押してくれる「踏み出す一歩目」とコントラストが異なる楽曲でも太郎さんらしい力強い歌声がハコいっぽいに包み込んでくれました。
太郎さんが汗水垂らさずパフォーマンスをしていたことに驚きましたが、それで筋力が落ちたですと…?!全然そんな感じはなかったので2度もビックリしました(笑)
そして、メインディッシュとなるコラボパフォーマンスへと繋ぐのでした。
一夜限りのコラボパフォーマンス
【SETLIST】
- しゅる男
- 安田さん
- Mid Summer Beach
- ESCAPE
- Summer dive(アンコール)
コラボパフォーマンスの最初を飾ったのは、齋藤さんの昨年のバースデー企画で太郎さんと作詞作曲したデュエット曲「しゅる男」。
制作当初は恋人の帰りを待つ男の曲にしていたのに、物やキスで彼女をなだめる“クズ男”を爆誕させてしまったとのことですが、アカバナや太郎さんの時間とは違ったアコースティックな楽曲が身も心もしみました。齋藤さんメインで太郎さんがバックコーラスのスタイルはなかなか見ることができないです。
そうして、齋藤さんの“広島のラジオ番組のパーソナリティ”ぽい受け渡しから「清く!正しく!美しく!みんな元気にフォーエバー!!」の掛け声から始まった「安田さん」。
この楽曲は太郎さんが高校生時代にアカバナの清水さん(裕貴/Dr.)と"小林太郎とマサカリカツイターズ"というバンドで全国向け民放テレビ内のコンテストに東海エリア代表として出場し、見事優勝した幻の曲。(現在は太郎さん名義で2010年にリリースされた『Orkonpood』にて聴けます。)
その後、優勝を機に円満解散してしまったとのことですが、せっかくオリジナルメンバー(太郎さんと清水さん)が集まったからと約10年以上ぶりに大復活したのでした。
しかし、高校生で才能を開花している太郎さん…凄すぎます。
まさかのレア曲に大興奮のフロアでしたが、追い打ちをかけるように「Mid Summer Beach」で一気に夏バカンスモードへ。
前述したリズムゲームのイベントで昌(太郎さん)と吉野(齋藤さん)が唯一デュエットする楽曲で、しかもフル尺を初披露(※)と大いに盛り上がりましたね。
(※楽曲は『BLACKSTAR II』の初回盤 BLACKver.のみ収録されているのでライブイベントでない限り聴くことができない)
コラボ枠前の転換で、まさかブラスタの曲をやるのでは?と思っていたら、予想以上の結果にオタクは瀕死寸前でした(笑)
途中、MCタイムで歌うときと話すときのギャップが多すぎるボーカル組、グッズ紹介時にファンに手荷物を見させる齋藤さんの荒っぷりが面白かったですw(缶バッジのときに服につけていたたろうさ缶バッジを何とか差し出しましたw)
盛りだくさん過ぎる本編のラストには、“ふーみん"が再登場し太郎さんとアカバナのコラボ曲「ESCAPE」で締め、“『ワンピース』の主題歌”を狙った(?)爽やかな「Summer dive」でにぎやかな一夜になりました。
ボーカル組のお見送りで爆発するオタク
終演後、サイン会等ができない代わりにと太郎さんと齋藤さんが出入口でお見送りしてくれました。
実はライブ直前の配信にて太郎さんと齋藤さんに「作ったたろうさ(太郎さんが創り出したウサギのキャラクター)を持ってきます!」とコメントしたら反応してくれたので、ようやく本人たちに見せることができて感無量でした。
(このうさぎ、スカーフを取ると大根ぽくなる(笑))
太郎さんとアカバナを知って月日が浅いので、何を話そうか緊張して頭が真っ白になりましたが…いつも音楽を聴いて元気をもらっていますと6月のブラツア(『ブラスタ』のライブ)最終日に太郎さんの誕生日のお祝いを兼ねて行きます!と伝える事ができたので、また生き延びました。
以上、ライブレポです!
もしマザミフェスVol.2があれば、この楽曲が聴きたいとかアコースティック縛りのセトリだと面白そうとか色々ワクワクが止まらないです(笑)
個人的に、今回のMVPはアカバナの荻原さん(健太/B.)ですかね。
アカバナももちろん、太郎さんステージやコラボステージでも全楽曲のベース担当だったし、「安田さん」や「ESCAPE」でのソロは圧巻だった!!お疲れ様でした!!
ともあれ、次に太郎さんと齋藤さんを拝めるのは6月のブラツアなのでそれまで体調管理等に気を付けます!
なお、今回のライブは齋藤さんのツイキャスページからアーカイブで見ることができます。
5月12日(木)まで視聴可能なので、興味があればぜひ!
では、次のオタトーークでお会いしましょう!!
〜追記〜
今回のイベントでグッズ販売があったので、買ってみました。
こちらのタオルと缶バッジ(アー写以外)は、太郎さんが手がけたたろうさ仕様のデザインとなっています!
アカバナメンバーの特徴をよく捉えていて可愛いですよね〜齋藤さんの表情がリアルすぎますが(笑)
また、缶バッジにはランダムでサイン付きのものがあり、アカバナ缶バッジにサインが入ってました!!おそらく、齋藤さんのサインでしょうか?
オンラインショップでもこのマザミフェス限定グッズももちろん、各アーティストのグッズが展開されているので是非チェックしてみては!