kmcmのオタトーーク!!

好奇心旺盛で社会人に擬態している豆腐メンタルなオタクによるオタトークの垂れ流し場 旧ブログ: https://kmcm-rock.hatenablog.com/

好きな海外アーティストの来日にかけるなら、海外遠征した方が良い件

お久しぶりです。

色々バタバタして脳死していたkmcmです。

 

タイトルが喧嘩をふっかけまわすような表現になってますが、大したことではありません。

あくまで個人的な意見をダラダラ書いた記事になりますので、批判や中傷誹謗は受け付けません。予めご了承を。

 

 

大物ミュージシャンが聞かされた悲しい真実(?)

事の発端は、数日前にとあるファンが日本の音楽メディアでのインタビュー記事(GODSMACK | 激ロック インタビュー)に対するリアクションの投稿をみたことになります。

 

米ロックバンドのGodsmackのShannon Larkin(Dr)がインタビューのなかで来日公演について日本での“洋楽"の扱いについて衝撃的な事実を聞かされたと言及。実際誰から聞かされたのか、またその事実の信憑性は不明ですが、まだ来日経験がない大物ミュージシャンからしたらビックリですね。

それに対して、投稿者は「かつて来日経験がある類似ジャンルの海外アーティストの来日公演が難しいだろう」と悲しみのコメントを投稿していました。

 

以前から日本での海外(主に欧米諸国の)音楽の不況は知られていましたが、ついに海外アーティストの口から言わざる得ない状況になったことは、私のような洋楽ファンにはひとたまりもありません。

 

悲しみと言うか怒りの気持ちがありますが、ここで私の経験を書きます。

 

大手レコード会社スタッフからの一言

今から10年前のことです。

当時学生だった私は、とある大手のレコード会社のイベントで本社に行きました。

その会社では、海外アーティスト好きのファンが参加できるコミュニティ(企画と言った方が良いかと思います)がありました。

様々なアクティビティを体験して、ファン自身が参加した感想やアーティストの魅力をSNSなどへ拡散する、というアンバサダー的な活動でした。

抽選式だったので参加には限定的ですが、運良ければ海外アーティストのサイン入りグッズが貰えたり、なかには直接好きなアーティストに会えたり、特別なイベントへ参加できる、というプレミアな内容です。

その時、私はレーベルスタッフと共にあるアーティストのプロモーションについてプランニングできるイベントへ参加することになりました。

当時からエンタメ関係の仕事をするために語学や音楽などを勉強していたので、現役から貴重な意見が聞けるチャンスを得て、ワクワクしていました。

 

イベント終了後、参加していた当時の洋楽ロック担当者に挨拶をしてすぐに「私、将来洋楽の仕事がしたいんです!」と自己アピールして、仕事について聞き出そうとしました。

 

すると、その方は笑いながら

「洋楽は厳しいよ〜(笑)思っている以上に相当厳しいぞ」と真面目にアドバイスすることもなく、あっけらかんな態度でした。

 

私の中では、音楽大好き!仕事もバリバリ!とキラキラしていたイメージを持っていましたが、その方の発言で崩れ落ちました。もちろん、内心で「なんだコイツ、何様だよ?」とキレてました。

 

もしかしたら、たまたまそう言う人に当たってしまったのかもと今になって思いますが…まさかこれが10年後実感することになるとは思いませんでした。

 

あの人の発言は間違いではなかった

そして、現在。

ご縁があって、エンタメ関係の会社で働いています。

詳しくは言えませんが、今年4月から事務系から営業系の部署に異動することになり、絶賛引継ぎや新しい部署での仕事を覚えているところです。

 

5年前の入社当時は、「やっと夢叶った!とにかく早く洋楽の仕事をくれ!!」と自信満々とした姿勢でキラキラを抱いていましたが、現実はそう甘くありませんでした。

希望の部署には配属されず、社内で一番厳しい部署に行くことに。

そこで長年培った語学や経験が一切発揮されることはなく、仕事の知識ももちろん、社会人の心得など何も知らず、周りに同世代がいない環境にいた当時の私にとっては長時間の通勤を含めて想像以上にハードで、毎日が苦痛でした。

しかも、よりによって職場での経営方針が変わって海外アーティストの扱いを減らすことになり、夢がまた夢となってしまいました。

 

上司から「洋楽の仕事したいならウチでは無理だから他に行ったほうがいい」と残酷なアドバイスを受ける悲しさ…。

それでも職場での洋楽はゼロでなかったので、もう少し頑張ってみようと、暫く会社に留まりました。

 

入社2年目を迎える直前で入社すぐの部署に馴染めなかった影響か他の部署に飛ばされ、翌年にはコロナが流行。

 

不安でしかなかった当時でしたが、入社当時からあのレーベルスタッフの発言を思い出しました。

 

そう思うと、職場での過去の会話でも似たようなことがありましたね。

とある他の部署で洋楽好きな先輩と好きな音楽の話題で迷う事なく「私も洋楽が好きです」と言ったらひどく驚いていました。

理由を聞いたところ、「(年下のスタッフで)洋楽を聴く人をようやく見つけたから」とのことでした。

その人によると、最近の日本人は英語が分からないという理由で洋楽に興味を示さない傾向があるとのことです。

また、業界の不況や会社の方針で邦楽(日本人アーティスト)の新人発掘やプロモーションが優先的になってしまい、その結果現在の日本の音楽シーンは、某オーディション番組(もしくは企画)で選抜されたグループ、某顔出しNGシンガー、某小説をもとに楽曲制作するユニット…確立的な日本人アーティストだらけで外のもの(洋楽)が入る余地はあまりなさそうです。

 

また、かつての日本での音楽情報の入手手段としてのテレビやラジオの音楽番組、音楽雑誌が縮小。

スマホなどの普及で月額音楽配信サービスなどの展開によって、洋楽は"憧れの存在"から"身近な存在"になりつつあります。

欲しい情報が瞬時に得られる便利な世の中になったので、“ときめき"を感じられることが少なくなってしまったからも理由の一つかもしれません。

 

これを読む洋楽ファンは、変化する世の中の流れと売り手側の選択によって日本で洋楽に触れる機会が減ったことに、改めてショックを受けるかもしれません。

 

少なからず“希望"はあります。

とは言え、完全に悲観する必要はないかもしれません。

コロナウイルスの規制が緩和された今、今年は海外アーティストの公演が今秋まで予定されているとのことで、招聘先やアーティストのグレードを問わずパンデミック前の様な光景が増えてきていると思います。

残念ながら、全てのアーティストに適用することではありませんが…数年間我慢した甲斐があったかもしれません。

 

実際に私が観たいと思うバンドは、そもそも日本デビューしてない(レコード店などでは輸入版の取り扱いのみ)し、日本の業界との交渉を含めてアジアへの進出を考えていないバンドが多いので、こうなると最終手段でこちらが出向いて海外へお目当てを観に行くことしかないかもしれません。

 

 

とは言え、好きなアーティストを日本で観たいですよ

自身の経験を入れ込んで好き勝手に書きましたが、先述の便利になった世の中だからこそ

より多くの海外アーティストが来日する機会が増えることを楽しみにしましょう。

 

この記事を書く前に、早速大物海外アーティストのライブを観てきたのでその感想はまた後日。

 

他の記事も順次公開しますので、もう暫くお待ちください…(泣)

 

 

それでは、次のオタトーーーク!!にて