kmcmのオタトーーク!!

好奇心旺盛で社会人に擬態している豆腐メンタルなオタクによるオタトークの垂れ流し場 旧ブログ: https://kmcm-rock.hatenablog.com/

【目指すはお台場でのフェス!下町から魂の音色が響く】Asakusa Acoustic REVOLUTION FES!! vol.1

暑さで人間の形を保つのがギリギリなkmcmです。

 

最後の更新からだいぶ月日が経ってしまいましたが…スランプやら仕事でバタバタしていたので、今日の更新となりました。

本当に申し訳ありません…。

書き溜めしていたものがあるので、編集が終わり次第、順次更新していきます。

 

さて、今回はこちら!

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浅草を拠点に活動するアコースティックミュージシャンが一同したフェス形式のライブです。

 

以前投稿した「マザミフェス」で一緒に観たたろ友(SNSのフォロワー)さんが、普段ユニットでアコースティック音楽をやっているというお話を聞いて来たるこのライブが気になったので、お邪魔しました。

 

浅草に何度か行ったことがあるものの、ライブ観戦で行くのは初めてです。

また、アコースティックライブはコロナ前に駅前などでのストリートライブをチラッと見た程度でちゃんと見たことがなかったので、楽しみで仕方なかったです!

 

以下、感想です。

 

 

開演前の雰囲気など

今回の会場は、日本最古の遊園地である浅草花やしき

そもそも花やしきは外見だけしか見たことがなく、肝心の園内はどんなものか知らなかったのですが…

昔ながらのアトラクションをわいわいと楽しむ子供連れの家族で溢れかえってました。なかには、着物を着て観光を楽しむ人もチラホラ。

そんな賑やかな花やしき内に浅草花劇場がありました。

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なんと言っても、この会場は浅草のミュージシャンにとっては聖地的な場所らしく、数多くの音楽家が華を開き人々に素晴らしい音楽を届けているとのこと。

人と人の温かみがある交流で常に活気ある雰囲気のなかで感じる音楽は、きっと素晴らしいだろうとライブスタート前から心を躍らせてました。

 

開場時には、浅草ならではの温かく粋な企画としてお手製のフリップをいただきました。

 

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このご時世ならではの配慮か、声を出さなくても楽しめますね。

色んなパターンがありましたが、私は「最高」「泣ける」のものを選びました。

 

ライブレポ

サクライヒナコ

浅草ミュージシャンたちの宴のトップバッターは、茨城出身のサクライヒナコ。

ギター片手に颯爽と高らかに歌う姿を見て瞬きを忘れてしまうほど、彼女の歌声に魅了しました。

「さがしもの」「アメク」を含めて4曲を披露しましたが、どれも彼女の人柄や彼女ならではのセンセーションが前面的に出ていてもっと聴きたくなりました。

 

大塚祥平

二番手には本イベントの出演者で最年少(!)22歳のの大塚祥平が登場。(正直、性別や年齢で紹介する書き方は好きでないけれど)

観客に手拍子を取らせて曲の雰囲気を体感させるといった若手ならではの観客を巻き込んだ一体感のあるパフォーマンスでした。

きゅんと胸が締め付けられるエモーショナルな楽曲「ラストリート」「イヤミ」は印象的でした。

 

ユウネト

アコースティックミュージックはギターの語り弾きではなく、楽曲の雰囲気をより引き出してくれるパーカッションパートとのセッションスタイルも魅力の一つ。

そんな見ても聴いても心が躍る音楽を届けたのは、ゆうか(Vo./G.)とあかね(Drums./Cho.)によるユニット、ユウネトです。

6月にシングルを発表することもあり、かなり気合が入っていた様子だったのかゆうかの柔らかく励まされるような歌声とあかねとのハモリは1フレーズ聴くだけでも元気になりました。

花やしきの懐かしくも楽しい思い出が脳裏に浮かぶ「花やしき」や今日も一日楽しくなる「いちにちがはじまる」など全4曲を披露して、浅草にぽわっと灯火を灯してくれました。

 

オグラユウスケ

ギターを片手に裸足姿の独特な雰囲気でステージに立ったオグラユウスケ。

ダウナーな第一印象とは裏腹に、シンプルで心拍のようなリズム感あるギターの音色と切なくもかすかに嗄(しゃが)れた声が癖になる心地よい時間でした。

「かべ」「エンドロールその後に」をはじめに1本と一人によるオーガニックな空間は生演奏ならではの醍醐味でした。

 

星野馨

「ライブ半ばだし、コロナでなければそろそろお酒を片手に楽しみたい時間帯だなぁ…。」

そんな気持ちにしてくれた星野馨による「夢見酒」をはじめとしたパフォーマンスは、“流し"(ギターなどの楽器を片手に酒場などで客のリクエストに応じて客の歌の伴奏や演奏者のオリジナル楽曲を演奏する人のこと)のように聴く人の心を揺さぶってくれました。

多彩な音楽歴を持つ彼女ならではのハスキーでソウルフルな歌声だけでなく、愛読している宮沢賢治金子みすゞから影響を受けた言葉選びの美しさにただただ圧巻するばかりでした。

なかでも「黄色い看板の店」は星野自身が実際に通った目黒のとあるバーでのマスターとの思い出が詰まった曲で、マスターの人柄の良さと歌の情景が脳裏に浮かび、ドラマチックな展開に思わず目頭を押さえてしまいました。

 

More Suger

音楽の宴はまだまだ続く。More Sugerは自身のユニーク魔法で会場をワンダーランドのような異世界に包み込んだような不思議な時間でした。

エコーなどのエフェクターを多用した透明感あふれるサウンドにフワッとした歌声はまるで、川で泳ぐ魚のように伸び伸びしていました。

ビョークなどの音楽から影響を受けたスタイルは誰のものにとらわれない眩い光に覆われていたような雰囲気でした。

 

としぞー(puff noid)

今回のイベントで唯一バンドマンとして活躍するとしぞー。

普段は、浅草を拠点に活動するロックバンド、puff noidのフロントマンとして軽快なロックサウンドを音楽ファンに届けていますが、アコースティックライブならではの柔らかさや伸び伸びした表現を味わうことができました。

「Happy End」をはじめ、哀愁がほんのり漂う雰囲気の楽曲は一度聴くだけでグッと心が掴まれます。

 

重田基喜

終始大らかな雰囲気が印象的だった重田基喜。

その彼の人柄は音楽にも現れていて、聴いていて楽しくなったり和やかな気持ちになりました。

個人的に彼のアコースティックギターの音が気に入っていて、曲の雰囲気とばっちり合っていたし聴きやすかったです。(音響の調整なのか彼のギターがそのような音色だからなのかは分かりませんが。)

「テーマソング」は元々バンド形式での楽曲(動画参照)ですが、アコースティックライブならではの魅せ方は是非とも観てほしいです。

 

 

Breaker the TV

(紹介曲は19:00からになります)

こちらも出演者の中でかなりエッジが効いた音楽でした。

軽快なギターサウンドにキャッチーなメロディが聴く人の心身を洗ってくれるような印象だったBreaker the TVは、トークも個性的で興味深いものでした。

なかでも「白至」は誰もが経験したことがある夢を追いかけることを歌っていて、彼の歌声で挫折しそうなときにそれでも追いかけようと奮闘する気持ちはまさに“青春"そのものです。

 

 

THE⭐︎⭐︎⭐︎長谷川大輔

いよいよ宴もフィナーレへ。

最後に登場したのは、今年3月のワンマンライブを大成功に収めたTHE⭐︎⭐︎⭐︎長谷川大輔。

浅草の寅次郎的存在の長谷部大輔(Vo./G.)と持ち前の明るい性格で音楽もトークも皆を楽しませてくれる飯島裕美(Per./Vo.)による実力派ユニットの音楽は、長谷部ならでの視点で描いた日々の喜怒哀楽を表現しています。

前日に予習してみて、とにかく聴くだけで元気が出るし励まされるしと聴くビタミンのような印象だったのですが、生で聴くと体がビリビリ震えるような衝撃を受けました。

「人生遊戯」をはじめ、2人の下町魂が全面に出されていますが個人的にラストの「幸遊記」は不意打ちをつかれました。

ゆったりとした雰囲気のなかでの長谷部と飯島のユニゾン、暖かいギターとカホンの音…。メロディ、音色の一つ一つが体の底から温めてくれるような感覚になり、涙を流さずにいられなくなりました。

ライブで泣くことってなかなかないけれど、心身共に芯から温かくなった時間でした。

 

目指すはお台場フェス

いかがでしたか?

フェス形式ということもあり、あまり長く書かないようになってしまいましたが、これを機に気になった方はぜひ各出演者の音楽をチェックしたり、ライブへ足を運んでみてください!

ちなみに、主催の浅草ゴールドサウンドさんによると「目指すはお台場でのフェス開催」とのこと。

かなりビッグスケールなゴールですが、きっとやり遂げてくれると信じています。

 

まだまだ始まった浅草ミュージシャンたちの宴。

今回のイベントにとどまることなく、これからも彼らの魂を震わす音楽をまた体感したいと気持ちでいっぱいです。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!

次のオタトーークでお会いしましょう!!